解離性 大動脈瘤 症状

胸部や腹部でこうした症状がある場合は、大動脈瘤がかなり大きくなっている可能性が高いので、すぐに受診しましょう。 (※2)大動脈瘤の発症年齢は、70歳代が断然多く、続いて80歳代、60歳代と …

診療科目、行政区、沿線・駅、診療時間、医院の特徴などの基本情報だけでなく、気になる症状、病名、検査名などから条件に合ったクリニック・病院、ドクターを探すことができます。 掲載情報について 動脈の一部が「こぶ」のように膨らんでしまう疾患を指す。動脈瘤ができる部分や形、血管の壁の状態などによって、いくつかのタイプに分かれるのが特徴である。例えば、内膜、中膜、外膜の3種類で構成される血管の壁に対して、どのように動脈瘤ができるかによって分類される。血管の壁の構造が保たれた状態で動脈瘤ができることを「真性動脈瘤」、血管の壁の一部が壊れてできることを「仮性動脈瘤」、内膜と中膜の裂け目ができた部分に血液が流れ込んでしまい、どんどん亀裂が大きくなることを「解離性動脈瘤(動脈解離)」という。また、動脈瘤の形から「紡錘状動脈瘤」や「嚢状動脈瘤」と分類されることもある。そのほか、生じた場所により、胸部大動脈瘤や腹部大動脈瘤、内臓動脈瘤、末梢動脈瘤、脳動脈瘤、冠動脈瘤などに分けられる。血管の壁が弱まってしまうことで、動脈瘤が発生する。その原因としては、以前は血管が老化してしまう「動脈硬化症」が多いとされたが、最近では動脈壁の変性・脆弱化によって起こるとされており、その原因は不明である。動脈硬化を合併することが多い。この動脈硬化を引き起こすのは、高血圧や高脂血症、糖尿病など、生活習慣病に関連するものがほとんどである。特に、解離性大動脈瘤の人は、高血圧を併発していることが非常に多い。そのため、高血圧の原因ともなる塩分の取りすぎや肥満をはじめ、喫煙、飲酒、ストレス、遺伝的要素など、さまざまな要因が重なり合い、動脈瘤の発生につながるといわれている。動脈壁の変性以外にも、外傷や炎症、感染などにより、動脈瘤ができることもある。慢性呼吸不全など呼吸障害がある人も、動脈瘤の拡大を早めることがわかっている。そのほか、生まれつき血管の壁に異常があることが原因となり、動脈瘤が引き起こされるケースもある。動脈瘤は大きくなると破裂してしまう恐れがあり、それまでは特別な症状はほとんど出ない。しかし、動脈瘤が大きくなるにつれて周辺の臓器や組織を圧迫し、次第に症状が現れてくることもある。例えば、胸部大動脈瘤の場合、気管を圧迫して呼吸が難しくなったり、神経の圧迫で声のかすれが出たりする。また、腹部大動脈瘤では、腰痛や腹痛が出てくるほか、場合によっては触って「こぶ」が見つかるケースもある。なお、動脈瘤が破裂したら、血液が血管の外に出てしまうため、激しい痛みを伴う。ショック状態に陥り、死に至ることも珍しくない。エックス線検査や超音波(エコー)検査などで動脈瘤を疑う異常がみつかった場合、さらにCT検査やMRI検査などの画像診断を実施して診断する。動脈瘤が確認できたら、その大きさや形状、拡大範囲、破裂の危険性などを調べていく。一般的に、胸部大動脈瘤では最も太い箇所が5.5cm、腹部大動脈瘤では4.5cm~5cmを越えてしまうと注意が必要である。さらに、半年で5mm以上の拡大があり、形が嚢状の場合は、破裂しやすい状態だといえる。仮性動脈瘤は大きさに関わらず、見つかった時点で手術が行われることもある。また、腹部大動脈瘤の場合、腹部の触診により偶然「こぶ」が発見されることもある。重要なのは、動脈瘤の破裂を防ぐことである。現時点で動脈瘤を治す薬はないため、破裂の危険性が高い場合は、早急に手術をしなければいけない。最も行われているのは、太くなった血管を人工血管に置き換える手術(人工血管置換術)である。動脈瘤の前後にある血管と人工の血管をつなぐことになるため、動脈瘤を完全になくすことができる。しかし、デメリットは体への負担が大きいことが挙げられる。そのため、高齢者などの体力に不安のある人には、動脈瘤の中に人工血管を挿入・固定するステントグラフト内挿術が行われる。また、脳動脈瘤の場合、頭蓋骨の一部を開いて、動脈瘤と正常な血管の間をクリップで挟む手術や、動脈瘤の中に金属製のコイルを詰め込み、動脈瘤へ血液が流入するのを防ぐ手術が行われている。そのほか、高血圧の人には血圧を下げる薬を処方するなど、それぞれの症状に応じた治療を進めていく。まずは、動脈瘤を引き起こす最大の要因である「高血圧症」を予防・治療することが大切である。現在、糖尿病や高脂血症、肥満などの生活習慣病を患っている人は、健康的な食生活やライフスタイルを心がけることが重要である。飲酒や喫煙との関連性も疑われているため、注意が必要である。動脈瘤は破裂すると命を落とす危険性も高いことから、定期的に超音波(エコー)検査やCT検査を行い、早期発見に努める。こちらの記事の監修医師副院長/心臓血管外科科長/教授 進藤 俊哉 先生1980年東京大学医学部卒業後、同大学第二外科学教室に入局。2年間の米国留学を経て、山梨医科大学(現・山梨大学医学部)や一般病院に勤務。2009年より現職。日本外科学会外科専門医、日本心臓血管外科学会心臓血管外科専門医。初診に適した診療科目都道府県からクリニック・病院を探す循環器内科に対応可能なクリニック・病院を探すことができます。外科に対応可能なクリニック・病院を探すことができます。目次悩みに寄り添うアプローチ 本サービスは情報提供サービスであり、本サービスにおける医師・医療従事者等による情報の提供は診療行為ではありません。 解離性大動脈瘤の症状、原因、診断・治療方法についてご紹介します。心臓血管外科、循環器科に関連する解離性大動脈瘤の治療なら病院・クリニック検索のホスピタにお任せ下さい。解離性大動脈瘤の診察ができるおすすめの病院をご紹介できるのは「いまから」機能搭載のホスピタ【hospita】! Please confirm that you are not located inside the Russian Federation執筆者: , MD, FACS, University of North Carolina;, MD, MPH, University of North Carolina動脈瘤ができると、腹部に拍動が感じられることがあり、破裂した場合には体の深部の耐えがたい激痛や低血圧が起こり、死に至ります。ほかの目的で行われた診察や画像検査で動脈瘤が見つかることがよくあります。血圧を下げる薬を使用するほか、大きな動脈瘤や拡大しつつある動脈瘤では、外科手術やステントを動脈瘤の中に挿入する処置によって大動脈を修復します。(大動脈は全身で最も太い動脈です。酸素を豊富に含む血液を心臓から受け取り、枝分かれする動脈を介して全身に血液を送り出しています。腹部大動脈とは、大動脈のうち腹腔を通過する部分のことです。腹部動脈瘤は大動脈のどの部分でも起こる可能性があります。ほとんどは腹部大動脈に生じます。残りは胸部大動脈に生じ、その中では上行大動脈に最も多く発生します。腹部大動脈瘤がある人では、何の症状もみられない場合もよくありますが、腹部に拍動を自覚する場合もあります。動脈瘤は痛み(典型的には体の深部の突き刺すような痛み)を、主に背中に引き起こすこともあります。動脈瘤から血液が漏れ出している場合は、激しい痛みが続きます。大動脈瘤が破裂すると、通常はまず下腹部と背部に耐えがたい激痛が起こるほか、動脈瘤がある部分に圧痛を感じます。破裂による内出血が重度の場合は、急速に小さな動脈瘤はまれにしか破裂しません。小さな腹部大動脈瘤は、残したままにしておくことも可能ですが、一定の大きさになったら、医師は治療を勧めます。腹部の超音波検査またはCT検査痛みが重要な手がかりになりますが、痛みは多くの場合、動脈瘤が大きくなるか破裂する寸前まで起こりません。一方、症状が現れずに、通常の診察や別の理由で腹部の画像検査(X線検査、CT検査、超音波検査など)を行った際に動脈瘤が偶然発見される場合もよくあります。触診では、腹部の正中線上に拍動するかたまりが感じられることがあります。そこに聴診器を当てると、血液が動脈瘤の中を勢いよく流れるときに生じるシューという雑音が聞こえる場合があります。ただし、肥満の人では大きな動脈瘤があっても発見できないことがあります。動脈瘤が急速に大きくなって破裂しそうになると、痛みが生じ、診察中に腹部を圧迫すると痛みを感じます(圧痛)。ときには、腹部X線検査で壁の中にカルシウムが沈着した動脈瘤が見つかることもありますが、それ以外にこの検査で得られる情報はほとんどありません。動脈瘤の発見と大きさの測定には、他の診断検査の方が役立ちます。通常は、超音波検査で動脈瘤の大きさを知ることができます。動脈瘤が見つかった場合は、超音波検査を数カ月おきに行い、動脈瘤が大きくなっているかどうか、どのくらいのペースで大きくなっているかを判断します。腹部CT検査では、特に造影剤を静脈内に注射した後に実施した場合、超音波検査よりも正確に腹部大動脈瘤の大きさと形状を確かめることができますが、放射線を浴びることになります。MRI検査も正確ですが、超音波検査やCT検査のようにはすぐに受けられない場合があります。動脈瘤を人工の血管(グラフト)で置き換える手術直径が約5センチメートル未満の腹部大動脈瘤が破裂することはめったにありません。このような動脈瘤の治療は、血圧を下げるための画像検査を行って、動脈瘤が大きくなる速さを測り、修復手術が必要かどうかを判定します。最初のうちは3~6カ月毎に検査を行いますが、その後は動脈瘤が大きくなる速さに応じて様々な間隔で行います。直径が約5~5.5センチメートルを超える動脈瘤は、破裂する可能性があるため、リスクが高すぎて外科手術ができない場合を除き、通常は外科手術が推奨されます。外科手術では、人工の血管(グラフト)を挿入して動脈瘤を修復します。2つの方法があります。従来法による手術血管内ステントグラフト内挿術による修復動脈瘤修復手術での手技の選択は、患者の年齢や全般的な健康状態、動脈と動脈瘤の解剖学的構造など、多くの要因に左右されます。一般に、開腹手術は年齢が低く比較的健康な患者に用いられますが、これは10年以上生存する患者では手術の成果がより長期間にわたって持続するためです。血管内ステントグラフト内挿術は、より高齢の患者や、健康状態が不良で開腹手術には耐えられないと考えられる患者に用いられます。破裂した腹部大動脈瘤や破裂寸前の腹部大動脈瘤には、開腹手術か血管内ステントグラフト内挿術を緊急に行う必要があります。動脈瘤破裂による緊急修復手術での死亡リスクは約50%です。血管内ステントグラフト内挿術の場合は、このリスクが低下します(20~30%)。動脈瘤が破裂すると、腎臓への血流が途絶えたり、血液が失われてMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.Aは、米国とカナダ以外の国と地域ではMSDとして知られる、すこやかな世界の実現を目指して努力を続ける、グローバルヘルスケアリーダーです。病気の新たな治療法や予防法の開発から、助けの必要な人々の支援まで、世界中の人々の健康や福祉の向上に取り組んでいます。 このマニュアルは社会へのサービスとして1899年に創刊されました。 古くからのこの重要な資産は米国、カナダではMerck Manual、その他の国と地域ではMSD Manualとして引き継がれています。私たちのコミットメントの詳細は、 腹部大動脈瘤は、どの年代にもみられますが、50~80歳の男性に最も多く発生します。腹部大動脈瘤は家族内で遺伝する場合があり、高血圧の人、中でも喫煙者で特に多くみられます。最終的には腹部大動脈瘤の約20%が破裂します。